私はそのとき、すごく寂しかったのだと分析します。
夫の転勤があって、私は泣く泣く故郷から出て県外についていくことになりました。
周りは知らない人ばかりで、友達も知り合いも全くいない状況に身を置かれていたのです。
それなのに当事者の夫は「仕事が忙しい」ばっかりで、休日は私に全く構ってくれなかったです。
私はそのことにすごく腹が立っていました。
一大決心して仕事もやめて夫についてきた私を夫は全く気遣わずに仕事優先で生活しています。
この状況が耐えられず、寂しくて寂しくてSNSにのめり込んで行きました。
そこで私が毎日のようにしていたのがTwitterです。
Twitterが唯一の私の憩いの場であり、知り合った人と話すのはすごく楽しかったです。
しかし、しばらくそのTwitterにはまっていたら、一人の男性から声をかけられました。
私はそのとき自分の写真をアイコンに使っていたのですが、どうやらそれに一目惚れしたらしいのです。
「可愛い可愛い」と彼が言ってくれて、すごく嬉しくなりました。
この人がいつも構ってくれて段々と私は彼に惹かれて行ったのです。
寂しい私の心の隙間に入ってきたのが彼でした。
そして夫とは違って彼は私をしっかり見てくれます。
それがとても嬉しくて、私が好きだ好きだと熱烈に口説いて来る彼の誘いに乗ってしまったのです。
こうして二人きりで会いました。
まあ最初は「既婚者です」と一言言えば、彼が口説くのをやめてくれるだろうと思っていました。
しかし会って話してみたらこれが楽しくて時間が過ぎるのがすごく早かったです。
久々に外で男性としゃべって、私は寂しい気持ちがすごく癒されました。
彼はとてもおしゃべりが上手で、しかも私の顔がすごく好みだと褒めてくれます。
こういう熱烈な口説きにすごく心が揺れました。
そのデートの帰りに、彼に自分が既婚者であることを話したんですね。
これで彼が私から離れていくなと寂しく思っていましたが、しかしその予想は外れました。
既婚者だというと彼は「知ってる」と言っていて、どうやら私が既婚者だと分かった上で口説いていたことが判明しました。
彼の押しの強さに負けてその後も会い続けて、気づいたらラブホにまで行くようになっていました。
私は彼のことを本気で好きだったわけではないけど、彼の熱意に負けてどんどん体を許してしまいました。
この天罰が下ったのです。
私はこの不倫をきっかけに夫に別れを告げられる羽目になりました。
不倫が夫にバレたのです。
必死で夫に謝ったけど、頑なに許してもらえませんでした。
最終的に私に待っていたのは離婚です。
今でもすごく反省しているし、不倫なんてしなければ良かったと後悔しています。
ただ過去はもう変えられません。
どんなに「寂しかったから」と言っても不倫をしたら夫は信じてくれないのです。
このようにして私は不倫の末に別れを経験しました。
不倫相手とはその後気まずくなって、関係は続きませんでした。
小さな心の隙間に入り込んできた彼ですが、どうやら運命の人ではなかったようです。
今も過去にやってしまったこの不倫でいろいろと後悔しています。