現在は下火感のあるmixiですが。一定の利用者はおり、年齢制限が撤廃になって以降、出会いに関するコミュニティも厳しい取り締まりにあってますが。出会いを求める女性はおり、そんな方とのひと夏の思い出です。

最初メールをやり取りしたのは、年の瀬の押し迫った頃、何気なくアップした写真にコメントをくれたところから会話が始まりました。

自分のスタンスとしては、恋人は作る気がなく、友達ならという事はあらかじめ伝え、色んな事を話すように。

彼女は、特に夫婦仲が悪いわけでないものの。高校からの付き合いで、トキメキもなく、夜の生活も全くないとの状況でした。

半分冗談ながらも、「満たしてあげようか?」と話したところから、彼女にもスイッチが入ったようでした。ただ、旦那さん以外に経験のない彼女は、躊躇する気持ちも強く、会いたいけどその勇気が、、、といった状況が続きながらも、日々やり取りは続いてました。

GW明けの初夏にさしかかった頃、たまたま仕事で彼女が住む地域に訪れる機会があり、「近くに行くよ」と連絡すると。意を決したように「会いたい」との返信。

コンビニで待ち合わせ場所に決め、待っていると、彼女の車が隣に。ずっと話していたとはいえ、初対面。車のウィンドウ越しに、挨拶。そっちに行けばいい?と合図を送ってきたので、ウンと返事。「お邪魔します」と彼女。お互いに「はじめまして」。「何か変な気分だね」と笑い合う。笑った事で、ちょっと緊張もほぐれたとこで、エンジンをかけ、あらかじめ決めていた夜景の見える高台に移動。軽いデート気分で、高台にある展望台に。

そんなに人気がある訳じゃないのか、そこにいるのは自分たちだけだった。自然と抱き合い、唇を重ねるまで、そうは時間はかからなかった。

どこからか、若い男性の集団の声が聞こえてきて、パッと離れると、何となく気まずくなったので車に乗り込み、その日はそれで別れました。

一度、会った事で躊躇がなくなったのか、次の機会はすぐに。駅前で待ち合わせ、喫茶店でお茶をし、近くのホテルに。旦那さんとは何年もしてないので、ほんとに男性に触れられること自体が、久しぶりで緊張でかたくなってた。しばらくキスしながら、ノンビリと時間を過ごしながら彼女が落ち着いて来たところで、服を脱がした。思いがけず、彼女はパイパンさんでこちらも想定外の事に少しテンションがあがり、二人で楽しんだ。

暑い夏は、僕ら二人にとっても熱い時間となっていった。若干、タガが外れたように求めてくるようになった彼女。いままで我慢してきたものを吐き出すように、自分を求めてきていて、それに何とか応えられるようにしてきた。

お盆をすぎた頃の朝。彼女からのLINEに、「ちょっとヤバイかも」と。「どうしたの?」と聞いていくと。

旦那さんが使ってる車に、メールをプリントアウトした紙が残ってて、それを見てたら。奥さんがもしかしたら浮気をしてるかもと、友達に相談してるメールだったとのこと。

メールの中身を見る限りは、何も事実関係は掴んでおらず、最近始めたmixiで男性どの出会う可能性はあるのか?最近、出掛ける機会が増えたことを心配しているといった事が話されてる内容のメールだったようで。

気づかないふりしてたら、翌日にはそのプリントアウトされた紙はどこかに消えてたようなんだけど。

そういった旦那の姿を知った彼女は、「心苦しいし、寂しい気持ちもあるけど、これ以上、旦那を困らせたくないから」とLINEを消し、mixiからも消えると。

数日考えてみても、その思いは変わらないからと、言ってきたので、仕方ないねと。こちらも消しました。

今でも、たまに彼女の住む地域に行くとふと思い出す、ひと夏の思い出でした。